木曜日, 6月 29, 2006
キャッシング基礎知識?単利と複利の違いって??

皆さんもご存知ですね。金利の付き方には、単利と複利があります。

単利の場合は、最初の元金に対してのみ、利息がつきます。たとえば、国債などは、単利で利息が付く金融商品ですね。

利率が年2.0%の10年国債を100万円分買ったとすると・・・この場合、元金は100万円です。

翌年から1年ごとに100万円x2.0%=2万円の利息が10年間もらえ、最後の年には元金100万円も返してもらえますから、元金と利息の合計は120万円となります。
(ただし、ここでは、わかりやすくするために利息にかかる税金は考慮していません。)

そして、もう一方の複利の場合です。

最初の1回目は元金に対してのみ利息が付き、2回目は、(元金+1回目の利息)に対して利息が付き、3回目は、(元金+1回目の利息+2回目の利息)に対して利息が付き・・・というように、どんどん利息が増えていきます。

利息が最初の元金とあわせて再投資され、新らたな元金となり、利息が利息を生みだすというシステムです。たとえば、郵便局の定額貯金が半年複利の商品ですね。

利率年2.0%の定額貯金に100万円を預けたとすると、半年で1.0%の複利計算になりますから、半年後には利息1万円がもらえ、そのまま預けておくと、1年後には、(元金100万円と1回目の利息1万円)の1.0%の10100円の利息がもらえます。

これを10年間繰り返すと、元金と利息の合計は122万190円となります。
(ただし、ここでは、わかりやすくするために利息にかかる税金は考慮していません。)

先ほどの、利率年2.0%の単利商品である10年国債とくらべると、複利のほうが、2万円ほどお得ですね。

これは、利率年2.0%だと2万円しか違わないのですが、利率年5.0%で計算すると、同じ100万円からスタートして単利で10年だと元本と利息の合計は150万円ですが、半年複利で10年だと元本と利息の合計は約164万円となり、約16万円も違いが出てきます。

これが複利の効果です。

ただし、この複利の効果、貯金だけではなく、キャッシングやローンなどの借金や借り入れにもしっかり影響してきますので、注意してくださいね。特に変動金利の住宅ローンを抱えている方は要注意ですよ!

いま、お得になったことがそっくりそのままあなたのマイナスに跳ね返ってきますよ。



Template Design: © 2007 Envy Inc.